収益性、信頼性を最大限実現した太陽光発電所を作るために | 用地情報収集編 簡易割り付け~その4

テクニカルインフォ
2017年07月5日

前回、敷地の概要を図面に落としこみ、
簡易割付けに必要な情報を得るところまでを御紹介致しました。
今回は図面に落とし込むアレイのサイズ、及びアレイ列間隔を考えます。

以下の情報が分かっているという前提で進めます。

・太陽光モジュールサイズ:1650mm×990mm
・架台:4段タイプ、横置き
・モジュール設置角度:10°
・アレイ向き:真南
・緯度経度:34°15’06.1”N、134°17’52.6”E

先ずはアレイを真上から見た時の設置寸法を計算する必要があります。
下の図をご覧ください。アレイを模した図形です。

aの長さは1650mm×何列で決まります。
今回は5列と仮に定め、8,250mmとします。

bについてですが、下図をご覧ください。
アレイを側面から見たイメージです。
4段アレイで横置きなので、幅cは990mm×4段=3,960mmとなります。

設置寸法bは、モジュール設置角度が10°なので、
3,960mm×cos10°=3,899.8387≒3,900mmとなります。

それでは、アレイ列間隔を求めます。
下図のdはいくらにすべきでしょう?

下のイメージをご覧ください。
dの部分が狭すぎるとモジュールに影が掛かり出力低下してしまいます。
十分に距離を取る必要がありますが、最低どのくらいの間隔があれば良いか
については、太陽の高度を見る必要があります。

太陽の高度は場所と季節によって異なりますが、
冬至の南中時を基準としますので、おおよそ30°弱です。
今回は30°としましょう。

今度は下のイメージをご覧ください。
三角関数の計算が必要になりますが、

dを求めるとc×sin10°×cot30°が成り立ちます。
よって、d=3,960×sin10°×cot30°=1,191.0391≒1,191mmとなります。

したがって、アレイ列間隔は今回の場合1,191mm以上空ければ
良いという事になります。

以上の事から、アレイの設置寸法、アレイ列間隔が分かりましたので
ようやく敷地内にどれほどモジュールが載せられるか
仮の割付けができます。

次回はいよいよ、実際に図面にアレイを落とし込む段階に入ります。