収益性、信頼性を最大限実現した太陽光発電所を作るために | 用地の実調編-境界線の状況確認

テクニカルインフォ
2017年10月27日

「理想収支立案編-初期投資費用の算定」でも
ご紹介させていただきましたが、
以下の「境界の明確化」「侵入防止対策」「排水計画」は
たいへん重要な要素となります。

■境界の明確化:
敷地内に太陽光発電設備=工作物を設置する際には、
建築物と同じくその敷地内に収まるようにする必要があります。
「建築基準法 第四節 建築物の敷地及び構造」で定められる基準等も
検証しておく必要があります。

各種法令を遵守している事を前提として、
敷地に太陽光モジュールをどのくらい敷き詰められるのかを決定しなければなりません。
そのためにも敷地の境界を明確にする作業は重要なプロセスの一つと言えます。

■侵入防止対策:
柵の設置につきましては、電気設備技術基準において定められている通り、
人や動物が容易に立ち入ることができないようにする必要があります。
(低圧発電所についても、改正FIT法により設置するように条令が追加されました。)
ただし、電気工作物からの距離や柵の高さについは具体的な数値が定められていません。
電気工作物は感電事故等の生命に影響を与え得るリスクもある設備でもあり、
万が一にも事故が発生してしまいますと所有者も損害を受けることになります。
費用はかかってしまいますが、十分な対策を講じる必要があります。

■排水計画:
これから太陽光発電所を建設しようとする敷地の
地形がどのようになっているかによって、必ず考慮すべき内容です。

排水計画を疎かにしてしまう事で、地盤が崩れ発電設備自体が破損してしまったり、
行政指導が発せられるというケースが今後増加するものと考えられます。
また、下流域に排水をどのように接続するのかの検討も重要です。
発電所には問題が無くても、排水ができないことによって
事業が頓挫してしまうようなことも想定され得るのです。

太陽光発電所を作る際には、以上のような計画に関しては
必ず注意しておく必要があるのです。

次回も引き続き、現場調査において留意すべき
内容をご紹介致します。

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